ファクトチェック(事実確認)は右だろうが左だろうが、イデオロギーに関係なくやるべきだと思う

2018年11月21日

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 1 ベンチャー気質がなくなった会社へ居続けるべきか
 2 バーチャルオフィスビジネスは可能性があるか
 3 ブログの文章の書き方の本をだしてくれませんか
 4 仮想通貨で成功したので新ブログを立ち上げたい
 5 わたしが欠かせないと思うiPhoneアプリ
 6 Google検索ボリュームの絶対値は測れる?

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。

一昨日よりたくさんの取材依頼がきまして、カルロス・ゴーンの逮捕がなければテレビでコメントが出たはず(w)とかいろいろありましたが、考えることがたくさんありました。

いろいろなメディアがもともとフェイクニュースについてはどこも問題視していてずっと追っていたという事を知った。メディアはやってる人たちが高学歴で意識高めで標準よりもいい収入ですからイデオロギーに関係なく、概ね「人道的」になる。これがアメリカでいう反トランプですね。しかし、その前提は自分たちがそもそも豊かだからだと思う。だから不遇の人たちを思いやれる。自分に余裕がなければ他人のことを考えられない。

差別主義者の多くは金も学歴もない層で、アメリカでも南部の労働者層と言われている。大半が「自分たちが貧乏なのは移民のせいだ」というわけです。日本だと「なにからなにまで在日のセイダー」というのが近いんではないか。実際には在日特権なんてたいしてないのに、被害妄想。キミが貧乏なのは勉強もしないし労働意欲もないからだよ。

しかしこれは左の人にも同様で「自分が貧乏なのは資本家が搾取しているからだ」と噛みついてくるのがまだけっこういる。こっちも被害妄想。キミが貧乏なのは勉強もしないし労働意欲もないからだよ。左右とも極端に走ると「全部人のせい」になる点で共通する。

日弁連研究財団に面白い調査データがありました。

まずおもろいのはこれ

ネトウヨは「ヘイトスピーチ批判」というとすぐに「左だガー」という先入観があるが、実は一番並記しているのは読売新聞である。まあどこの新聞でも差はそれほど大きくない。保守でも差別やヘイトは嫌いな人が多いんですよ。イデオロギーと差別は関係ない。

初めてヘイトスピーチを聞いたときの気持ちを尋ねたところ、「反感を感じた」71.9%、「驚いた」61.1%、「恐怖を感じた」49.7%など、総じて否定的評価が大勢を占めている。その一方で、同じ設問で 8.3%がヘイトスピーチに「共感した」と回答している。

これがその2015年の調査です。

ヘイトスピーチに共感を覚えるのが12人に1人というのは体感的にこんなものかなと思う。いわゆるこれが、「差別的なフェイクニュースに釣られる」層だとも言えます。こういう人は「嫌韓」「嫌中」「職業弱者」「職業左翼」などのキーワードに親和性が高くてすぐ引っかかる。そしてそれを商売にしてるのがたくさんいる。

「ヘイト記事は拡散する」嫌韓デマサイト、運営者が語った手法

韓国に興味もないけど金は欲しいっていうやつが、差別主義者(自分は愛国者と勘違いしている)が欲しいニュースをでっち上げて金を稼ぐ。netgeekも狙っていたのはここのラインですね。もう一度いうと

「嫌韓」
「嫌中」
「職業弱者」
「職業左翼」

ですな。バクリの面白ニュースでは差別化できない。そこで8.3%を狙ってネットから拾ってきたものをつなぎ合わせて「職業弱者だ」「職業左翼だ」と決めつけて個人攻撃をする。犯罪者みたいなものだから呼び捨てで、しかも個人情報とかみんな晒していいといういうスタンスで、これが商売になると分かったわけです。相手が中学生だろうが一般人であろうが関係ないわけね。香山リカ氏への攻撃は粘質でいくらなんでもあまりにも行き過ぎだろう。

沖縄のメディアの方からも取材を受けたが、沖縄のデモ全員が金もらってる職業左翼だみたいなデマには辟易しているといっていた。もちろんそういう人たちは来ていることは確かだがむしろ地元は迷惑しているとのこと。これが普通の感覚でしょう。

左にも差別やフェイクはたくさんある!!

ネット上のフェイクはネトウヨ系が目立つ。これは一般的に現在の日本では「若い方が保守傾向が強い」「左は高齢者層に多い」という明確な傾向値があるからだと思います。左系の人はネットでは徹底的に叩かれたりするから、ソーシャルではなかなか元気が出ない。w

しかーし、これがリアルの世界では話が変わってくる。左系の大好きな人たちの定番は

「放射能」
「反ワクチン」
「EM菌」
「酵素、水素水」
そして「安倍ガー」

である。数年前の選挙には
●自分は××の生まれ変わりと主張
●左曲がりの有名文化人の支持
●すべては安倍ガーの陰謀
●ヨガや自然食で人間は素晴らしくなると主張
●一見してよさげで抽象的な政策を挙げる
●政府に弾圧されている。マスコミが悪いに終始する
●不正選挙で負けた

というオウムさながらの候補者がけっこうな支持を集めてぞっとしたものだ。

デジャビュー感が半端ないのでオウム真理教が選挙に出たときのことを調べてみた


このときはネットでも普段は静かな左前のみなさんが活動して「こんなに隠れ左翼がいたのか」と驚いた。

最近では立憲民主から出馬するというこの方。

おしどりマコは放射能デマの元祖

次期参院選 立民の目玉候補、おしどりマコ氏ネットで大炎上 江川紹子氏「圧倒的に失う票が多い」

このおばさんの動画とかみると、もう科学的知識や数値がめちゃくちゃである。立候補するなら昔のデマを謝罪し「これからはきちんと事実を確認してから発言します」といえば世間も納得するが、それがまったくない。これって歩くnetgeekみたいなもんではないか。「謝ったら死ぬ病」である。さすがに少し詳しい人なら「?」と気づくかもしれないが、科学的知識のない主婦などは引っかかってしまう。同様に震災直後には「日本は放射能で3年で滅びる」とかいってた有名人、著名人もまったく撤回してない。

「福島第一原発から200キロ圏内では今後50年間で約40万人が放射能によって癌になる。200キロ超の地方もグレーゾーンであるから細心の注意が必要だ」

何度も書いていますが、日本の科学者の団体、「日本学術会議」は、福島原発事故はチェルノブイリに比較して放出量が非常に少なく、健康被害はないものと考えられるという最終リリースを膨大な調査を元に発表しています。報告書はこちらです。

これで腑に落ちる!! 放射脳のみなさんが怖がるものには共通点があった。


これは朝日新聞でも記事になり、これ以降、左系の新聞もみんな論調が変わりました。なのに総括はしてないわけ。自分たちの流したことは結果的にフェイクだったと言えないのはこちらも「謝ったら死ぬ病」なのか。

沖縄をフェイクで攻撃も、福島をフェイクで攻撃も同じ

だと思うんですよ。左系はネットではアクセスはそれほど稼げない代わりに「酵素ドリンク」「自然食品」「水素水」「EM菌」みたいなのを販売するのが常套であり、金儲けで脊髄反射する人を釣る仕組みは変わりません。

ファクトチェック・イニシアチブというNPO法人ができて、ネットに流れるいろいろな情報の事実確認をしているのであるが、ネットに流れるガセネタはボリューム的にネトウヨ向けの物が多いため、そのファクトチェックが主になっている。
中には

鳩山元首相言及 “佐喜真氏も翁長後継と名乗っている”は本当?

みたいな鳩ぽっぽの発言に関するものもあるが、きちんとバランスを取るためにも「放射能デマ」「陰謀説」のような左系の方のデマもチェックしてバランスを取った方がいいと思う。でないと知らない人は「左の団体」と決めつけてしまうからだ。

本日の結論です。
右も左もフェイクは最低の行為
ファクトチェックは両方やるべき

以上でおっさんの主張を終わります。朝日新聞や東京新聞の方が「安倍政治のファクトチェック」の本を書かれているが、同様に従軍慰安婦や放射能報道のファクトチェックもしてくれないと全く信用できません。

この本が面白そうだが電子版でたら買います。

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