ガラケーからスマホの怒濤の流れで割を食ったサービス

2011年7月13日

※前半部分はしょりすぎで意味不明の部分があったので追記しておきます 7/18

最近、スマートフォンの浸透が著しく、携帯売り場はスマホか「らくらくホン」しか売れなくなっているという。長い爪のギャルはタッチパネルでは打てなかったがついに女性用と名打ってキーボード式のスマホまで出てきた。ガラスマですな。
某大手携帯メーカーS勤務の友人も「ガラケー市場は死にました」と言ってます。アメリカの市場では成人の35%がスマホだそうだが(ソースはこちら)、日本でもこんな感じ

しかしこんな急激にスマートフォンが来るとは、キャリアもコンテンツプロバイダも予測してなかったのではあるまいか。というかドコモでさえSoftBankにここまでやられたのは単にスマホの需要の見誤りだし、auなんて、もうSoftBankに抜かれて三位転落が目の前に迫っている。2011年6月でドコモ47%、au27%、SoftBank21%。5年前の同時期は、ドコモ53%、au27 %、SoftBank16%だったわけで、ドコモの分がまるまるSoftBankに移行しているわけだ。

個人的な感想だが、ドコモはiモードで先行し、auもこれに続いたわけで、これに縛られていたのが出遅れた原因の一つではないかと思う。これだけ多くのユーザーがiモードを使っている以上、スマホに移行してこれを捨てることはないと踏んだのではないか。しかし2011年6月のドコモ発表のデータを見ると、FOMA契約者でiモードのアクセス比率はたった28%、一般サイトへのアクセスが72%だから、すでにiモードは終わってしまっている・・・。キャリアからみたら、スマホのユーザーが増えれば通信料で一時的には稼げても回線のリソースは何十倍も食うので(20倍という説もあり)客が慣れてくれば回線リソース食いまくって利益が圧迫されるし、ブラウザ仕様のサービスに変更されればiモードのようなサービスの決済手数料もとれなくなるから踏んだり蹴ったりでいいことないはずである。

これによって一番割を食ってるのがコンテンツプロバイダだろうと思う。いわゆる携帯コンテンツ会社の大手は、「待ち受け」「着メロ」で食っていたところも多いはずだが、こういうところは瀕死でしょう。そもそもスマホにはこんなの金払ってまでいらないし。
情報系のコンテンツプロバイダも、ブラウザのサービスにすればいままでドコモが代理回収してくれていた代金を自社で回収しなくてはならず、しかもiモードの時のように契約しっぱなしでお金だけ払ってくれるケースが無くなるから、めっちゃ苦しいはず。何万人分もの代金回収を自社でやっていたら死んじゃいますよ・・。払う方も月の電話代に300円ずつ紛れていたら楽だけど、一度に年間分払うとなったら躊躇します。このあたりは、早急に専用の電子マネーサービスなどがでてこないと・・

で、携帯版からスマホ版に切り替わったサービス。どこもひっじょーに使いづらいと思いませんか? 顕著なのがmixiで、全然使えない。これだったら普通にPC版に切り替えて見た方がましで、自分はそうしてるけど普通の人はわかんないからもうスマホではmixiやらないと言っている人多数。有料版のサードパーティのapp買ってまでいまのmixiって魅力がない。コミュの書き込みも激減してしまっているからユーザー離れに拍車をかけている。残っているのはガラケーユーザーの若年層のみばかりという感じだ。
さらにはSNSゲームの大半はFlashを使っていたため、iOSに切り替えたユーザーはあれほど依存していた(自分のことだ)SNSゲームができなくなり、必然的に離れていく。そしてゲームの売り上げも落ちていく。

mixiに限らず、スマホ版に切り替えたサービスの大半は、どれも非常に見づらい物が多い。 階層がわからない、階層が深すぎる、見にくい、画像が多い、抽象的ボタンが多すぎなど、インターフェースが良くない物が目立つ。一言で言うとノウハウ、準備不足である。こんなに早くスマホの波が来ると思わなかったから、あわててやりました的な後手後手の対応なのだ。ブラウザによりサービスより料金回収を代行してくれるアプリ化したほうが当然、スマホならではのスワイプなどの機能も使えて見やすいが、アプリ化するのはコストがかかるしiOSだけでなくAndroid、しかもバージョン違いで開発しないといけなかったり、ガラスマは機種によって詳細が違う物まであるので大変なのだ(ガラケーのときも機種違いのデバックはたいへんだったのは同じだけど)。しかしビジネスなら、やはりアプリ化が本道ではないだろうか。

FacebookのiPhoneのappは、PC版をスマホにしたわけではない。最初から機能を半分以下に落とし、そのかわりにチェックイン機能を載せている。つまりこれがスマホのappの考え方で一番いいと思う。PCですることはPCで、スマホですることはスマホ、と役割を変えるわけだ。しかし従来の携帯サービスは「ガラケーしか持ってない」人も多数使っていて、PCから発展したFacebookとは訳が違う。
このあたりの切り分けをきちんとやって、ユーザー視点からのインターフェースを考え直さないと、スマホ版にしたとたんにシェア暴落ということがありえる。mixiがその典型のような気がします。

  • 0
  • 0
    このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
    follow us in feedly
  • […] Summify – ガラケーからスマホの怒濤の流れで割を食ったサービス | More Access,More Fun!. 記事が長いので引用はしませんが、ぜひ上記のリンク先を読んでみてください。日本の携帯電話の […]

  • […] ガラケーからスマホの怒濤の流れで割を食ったサービス | More Access,More Fun! […]

  • […] しく、携帯売り場はスマホか「らくらくホン 」しか売れなくなっているという。長い爪のギャルはタッチパネルでは打てなか ったがついに女性用と名打ってキーボード… original article […]

  • yoko3 2011年7月14日11:27 PM

    >しかし2011年6月のドコモ発表のデータを見ると、FOMA契約者で
    >iモードのアクセス比率はたった28%、一般サイトへのアクセスが72%だから、
    >すでにiモードは終わってしまっている・・・。

    2年前の2009年6月の40%ぐらいを最高に減少しているようですが、28%が「たった」という程の表現に値するのかというと疑問に感じました。iモードへのアクセスが増加していても、一般サイトへのアクセスがそれを上回る伸びを示していたら比率としては下がってしまうので、この数字は参考にしかならない気が致しますがいかがでしょうか?

    • isseki 2011年7月15日5:26 AM

      こんにちは。ピークは2009年ではなくてドコモさんのリリース資料では、2004年51%あたりです。当時はiモードのメニュー数はたった8000。一般サイトは75000です。しかしいまではiモードのメニュー数30000! メニュー数が4倍になっているのにアクセス比率は半分なら、どんだけビジネス的にはきつくなってるか想像付くと思います。
      このとき、ちょうど私もi モードのオフィシャルコンテンツをひとつ運営していました。まだパケ放題になるまでは一ヶ月5万円くらいパケ代使っていた思い出があります。これがきつくて先にパケ放題を導入したAUに換えたくらいです
      もちろん他のアクセスが増えたのでiモードが減ったわけですが、もともと老人や子供や疎い人など、会話専用として携帯を買ってiモードに契約しない比率もあるわけで、それを加味するとかなりのダウンっぷりといってもいいとは思います。もっともここはあまり論点ではなくて、いいたいのはスマホはスマホの特性を活かした設計したほうがいいですよってことです。

  • miti 2011年7月17日12:24 AM

    こんにちは、瀕死のコンテンツプロバイダです。

    コンテンツ配信型のサービスに限った話ですが、個人的には案外ブラウザ型のサービスが主流になるのでは?と思っています。

    アプリにできて、ブラウザにできないことが案外少ない上、そこそこの量の情報やコンテンツを配信するようなサービスの場合、少ない予算でサービスごとに一から作られたアプリ内ブラウザよりも、大きな開発費をかけて作られた汎用ブラウザの方が、情報の取得や表示の速度において優れていることが多いように思います。動画や音声の再生という点でも同様です。

    また、androidに関しては、引き続き、携帯料金にまぎれるキャリア決済も利用可能で、契約しっぱなしの既存会員が機種変更した際に、自動的にスマホ側のサービスに契約を切り替えることもできるようになっています。

    おっしゃる通り、決済周りの対応は遅すぎるくらいですが、、、
    ご参考まで。

    • isseki 2011年7月17日6:46 PM

      こんにちは。おっしゃることごもっともです

      実はスマホにはスマホのユーザーインターフェースがあるだろうという結論を書きたくていそいで前をはしょりすぎてしまい、前半部分、誤解たっぷりの訳がわからない部分がありました。
      実は最近、数社のコンテンツプロバイダさんと話すことがありまして、1社はアプリは対応するのにめちゃくちゃコストがかかり、Andoroidのバージョンや機種対応で無理と判断してブラウザ型を選択したものの課金に苦労していらっしゃる感じ。もう1社はアプリ化したものの、重い、落ちるというクレームとでユーザー離れとアプリを改良したくてもコストが相当かかると苦しんでいらっしゃいました。で、わたしとしては、課金の問題があるのでアプリ化するしかないだろうな、と書いたのです。この前提部分がないと意味がさっぱりわからなかったですね。なので電子マネー云々は当然ブラウザ化した場合の話です。読み返してみるとこのへん意味がさっぱりわからないですね。激汗

      スマホの普及はキャリアにとってもARPUがあがるからいいじゃないか的な見方もありますが、短いスパンではそうですけどスマホに慣れてきて使いまくられれば回線リソース食いまくりで経営を圧迫してくるのも時間の問題と思います。本音ではトランザクションがこれ以上あがるのも困ると思っていらっしゃるんじゃないかな、と思って書きましたがこのへんもはしょりすぎですね。

      誤解がないようにちょっと追記します

PAGE TOP