「ないと困る」にならないとウェラブルデバイスは普及しないよ

2017年9月27日

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さて、本日は先日出たAppleWatch Series3の話。自分のはSeries2だが、現在の所、買い換えの予定はないです。ヨドバシカメラのサイトを見ると、GPS + Cellularモデルの在庫は色やベルトが限られるものの、GPSモデルは即納が潤沢にあります。Appleストアでも即納。

これはいままで類を見ない在庫です。Series2までは考えられなかった。在庫があればヤフオク!セドラーが買うためにすぐ捌けたからだ。プレミアム付きでけっこう売ってました。しかし今回はどうもそうはいかないらしい。

今回のSeries3のセルラーは、iPhoneと紐付いたSIMカードが内蔵されて、iPhone無しで単体で持ち歩いた時にも通話はできるし、メッセージは受け取れるしSiriに道案内をしてもらえる。こうしたデバイスに詳しい人や専門家は「やっと単体で機能するようになった」ということで、今までで最高のAppleWatchと絶賛している。でも正直、ほとんど動いてないのはなぜか。

外観が全く変わらないからカッコだけで買ってる人は意味がない

Series3はセルラーモデルはベゼルが赤いけどほかは全く変わらない。iPhone7と全く同じ外観のiPhone8が店頭にたくさんあるように、カッコだけの信者は「最新Apple製品所有してるどー」と主張したいので、見た目でわからない場合はスルーするのではないか。

で、自分のスルー理由であるが、AppleWatchだけで使用するのはたとえば
1 ジムで筋トレやワークアウト中
2 サーフィンやスポーツ中(しかし実際にはまともに動くアプリがないので使えない)
くらいしかない。

ジムでトレーニングしている時くらいは電話に出ないし、トレーニング中に通話はじめればスタッフに注意される。w スマホ持ち込み禁止の張り紙があるし、だいたい電車の中で通話するやつがいたらめちゃ迷惑に感じるのと同様、そんなことしたら周囲から冷たい視線浴びまくりますがな・・・。サーフィンしてるときに沖で波待ちしていて電話で喋りはじめたら、間違いなく「上がれ」って怒られます。みんな日常を忘れるために海の上にいるのに、やかましく電話はじめたら自分だって「他に行け」と言うわ。こういうのを「場の空気を乱す」といいます。

したがってほとんどの人はわざわざ時計で通話しなくても、通話したいときは時と場所を選んで電話でするわけで自分も同じです。ただ、自分は脈拍が平穏時で35くらいしかないので脈拍を上げる薬を飲んでいて、年1回は一日心電図を計測する機械を付けて過ごすことになっている。このため

をインストールしてみた。

Apple Watchは不整脈を97%の精度で検出できる(UCSFの研究結果)

心拍測定アプリのCardiogramがカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)と協同で実施した研究によると、Apple WatchをAIベースのアルゴリズムと組み合わせることによって、ごく一般的な不整脈を97%の精度で検出できることがわかった。

実際に使ってみるとこんな感じで一日の心拍数を記録している。

自分は不整脈はまだ発見されてないので取り立てて意味があるわけじゃないが、将来的に不整脈が検出されて「病院に行け」とアラートが出るようなら、心臓に不安がある人は着けるかも。まあ数的には非常に少ないだろうが・・・。

自分がSeries3に買い換えない理由は単に「使えるアプリがない」からです。何度も書いているが、リップカールSerchGPSと同じ機能のアプリが出たら買い換えるだろう。しかし似たようなだっさくて使えないのしかない今、あえて買い換える意味がないのです。これだけの機能のアプリを制作するにはおそらく何千万円だかかかるだろうが、スマホアプリのように物凄い数のユーザーがいればともかくも、わずかなユーザーしかいない現状ではサードパーティは誰も開発しない。これはAndroidも同様で、スポーツやアクティブ系の利用用途はガーミンのような専用機がAppleWatchのシェアをもうすぐ抜きそうな所まで来ている。

いまのウェラブルデバイスは普及しない

いままで6つか7つスマートウォッチやウェラブルデバイスを自前で使ったが

いままで使ったスマートウォッチについて総括してみた

どれもこれも同じ印象。つまり「あったら便利」くらいのものなのである。「あったら便利」に5万も出すかどうか・・・・。
いままで爆発的に普及したものを考えると

ないと困る > あったら便利

の法則が確実にある。「ないと困る」ものは爆発的に普及するが「あったら便利」程度だと好きな人程度で止まる。

クルマ
自分のようにアウトドア系の趣味がある人は、クルマは「無いと困る」ものであり、しかも荷物がそこそこ詰めないと使えない。ところが近年、このブログにも書いているように、釣り、スキー、スノーボード、ゴルフ、サーフィンなどのアウトドアスポーツ人口が激減しているのが国内の乗用車マーケットの減少につながっていると思います。

カベージニュースさん参照

テレビ、洗濯機、冷蔵庫
これはもう、なくては困るから普及したでしょ。

PC
自分は無くては困るからずっと買ってる。スマホが出てからは自宅でのPCの所有率が下がってきている。これは「無いと困る」ものから「あったら便利」程度の人が増えてきているからだ。

スマホ
これはもう、ないと困る人が大半じゃないかと思われ。だからこれほど急速に普及したのです。

で、ウェラブルデバイスです。正直、自分が使ってるAppleWatchにせよ、SerchGPSにせよ、「あったら便利」程度で少なくても「無いと困る」には遥かに達していない。眼鏡型も同様。たとえSuicaで改札通れたって、「いちいちスマホを取り出さなくていいからあれば便利」程度で、「ないと困る」とは到底言いがたい。実際、なければないで別に普通に生活できる。スマホがなければ一日も生活できないです、わたし。PCがなくても一日くらいならなんとか・・・ww

ウェラブルデバイスが「ないと困る」ものになる日は来るのか

で、これですが、現状の形状と機能のものでは、「あったら便利」から「ないと困る」に昇格するのは到底無理だと思います。だからいまのウェラブルデバイスが爆発的に売れることはないと断言できる。AppleWatchも信者とミーハーが買っただけでしょう。

正直、これを考えられるのはジョブズ級の天才でないと不可能なわけで、Appleは本来、こうした革新的な商品を先駆けて生み出すことでこれまでの地位を築いた。これを作り出せる人は、次世代のジョブズになれると思うので、ぜひとも頑張ってください(人ごと)。1つ言えるのは、それひとつあれば「財布が要らなくなる」ものであれば、ニーズに応えられるかもしれない。

1 決済・・・・これは電子マネーが中国くらいのレベルになれば
2 ポイントカード・・・・主なポイントカードがそれに入れば
3 名刺・・・・・・・・・・・名刺交換がウェラブル同士でできれば財布要らない

みたいな時代が来れば、「ないと困る」に昇格です。でもこれってスマホでの実用化のほうが早いから、やはりウェラブルデバイスが「ないと困る」になるのは相当に先だと思います。
NewsPicksみたいな世界ではシッタカさんたちが「これからはウェラブルデバイスの時代」といいますが、自分は「いまのウェラブルデバイスは結局、好き者さんたちだけのもの」ということで本日のエントリーを終わります。

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