自分が売りたいもの、お客さんが買いたいものはどこですれ違う?

2012年9月3日

かなり昔、なにかで聞きかじった話だが、大手企業に長年勤務し、定年退職して念願だった喫茶店を開店した場合、その多くが1年以内に店をたたんでいるとか(出典は自分の脳みそのヒダの奥なので定かではない)

もの悲しすぎる

いまはもうスタバやエクシオールにやられまくって普通の喫茶店の時代では無いから別に不思議ではない。が、今から30年くらい前は喫茶店全盛期。新宿コマ劇場横の喫茶店なんて、元旦は珈琲2000円になってた。それでも満員だった時代でも、脱サラしての喫茶店経営は難しかったのだ。

原因はいろいろあろうが、一番は「メーカー勤務で客商売(B to C)したことがない+柔軟性が無くなった脳みそ」だと思う。珈琲入れるのが趣味で、自分の好きなジャズをかけて、調度品も自分の好みに合わせて・・なんて開店すると誰も来なくて半年間で潰れるわけだ。

しかしこのおじさんが馬鹿かというと、そんなことはない。一流大学を出て企業では実績も挙げている(と、仮定)。一般的に言うならかなりちゃんとした人のわけだ。なんでこんな話から始めるかというと、先週末にご相談をいただいた2件が、ほとんど同じような状況だったのだ。さすがに面白すぎると思い、ブログのネタにさせていただきました。

ご相談者のお二人。

二人とも、メールいただいたのが同じ日
二人とも、かなりの一流大学卒業
二人とも、某超大手商社出身(年代は違うが会社も同じ!!)
二人とも、商社時代に訪れたヨーロッパの商材に惚れ込み、脱サラしてネットショップを開業
二人とも、そこそこ外見だけ綺麗なサイトを作ってもらった
二人とも、1年くらいやってほとんど売れない、アクセスも無い
二人とも、そろそろやばくなって相談のメール

こだまでしょうか
いいえ、誰でも

サイトを見させてもらったり競合分析を簡単にしてみたところ、お二人とも「脱サラ喫茶店症候群」と判明した。すなわち、

「自分が惚れ込んだ商品だから、他人も惚れ込むと思った」
「サイトは自分の言うとおりに作ってもらった」

という典型的な症状を示したからであります。

頭が良くて勉強もできて仕事もできた、しかしB to BビジネスばかりでB to Cビジネスの経験が無い人が高い確率でかかる病気のようなものだ。逆にたたき上げで高校生の時から店舗でバイトしていたようなギャルの方が、こういう病気にはかかりづらい。

この病気には、ある栄養素が根本的に欠如しているのだ。なにかというと「顧客視点」である。実際にお金を払う人たちが、どういうルートでこの店を見つけて、どういう動機で商品を買うか、その視点が全く無い。外観だけはそれっぽく作れるのだが、本筋がおそらくわからないのである。大手企業の場合、すでに決まった取引先と仕事をすることが多く、一から取引先を探すこと自体がないからだ。

幸い、お二人とも頭がいいので厳しい私の指摘も理解していただき、道場への入門を許可しました(どんだけ上目線??!!)。いまから2ヶ月間、両者ともマーケティングの見直しを根本的に行い、10月以降にサイトリニュアルに着手します。見せ方から、商品ラインナップまで変えようと思ってます。アイデアはふつふつ湧き出てきたので、いけると思います。わりと自信もあります。

そのときは別途お知らせしますので、どんなになってるかお楽しみにお待ちください〜これ、連続モノでドキュメンタリーみたいにしたら面白いかも。どうでしょう、Kさん、Sさん!

Android搭載してWiFiにつながるニコンのデジカメ。9月末に発売開始なのだが、ほしくてたまらないわたしがいます。写真をそのままテザリング環境からFacebookに投稿したり、DropBoxに保存したり、いろいろ面白そうなんだもん。ああ、触りたい、いじりたい・・この時期、いくらAndroid4.1搭載でWiFi、BluetoothでつなげてもSAMSUNG Cameraはちょっとな・・・

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