【中の人からの情報追加】厨房とLINEでやりとりするお蕎麦屋さんが斬新すぎる

2018年12月23日

このエントリーのあとで中の人からフォローいただき、加筆しました。

サーフィン帰りに入った館山の蕎麦屋さん。外観も良いし、分煙となっているが中を確認したら個室になっていて、しかも単価が天ぷら蕎麦で1750円とかだから喫煙者の姿が視界にないのではいりました。
食べログの評価はこうだが、基本的に食べログはラーメン屋とかドカ盛りの評価が高く、価格が高めの店は評価が低いので気にしなくてもよい。ぶっちゃけ、蕎麦通のわたしが完全に合格点です。

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で、面白いシステムだったのでTwitterに投稿したところ・・・・

Twitterで大爆発!!!

このお店は40席もあるのにたぶん厨房が1人、お運びさんのおばさんが1人で回しているので食べログでも「頼んでから30分かかる」とか書いている。しかし料理は非常に創造性があり、始めて出雲蕎麦というのを食べたけど、蕎麦の実を皮ごと石臼で挽くため、蕎麦の色は濃く黒く見え、香りが強い。高級蕎麦屋の100%蕎麦粉の蕎麦は真っ白だが、ここのは蕎麦殻が混じっているが香りが強い。

かき揚げとか、具も非常によろしくてレベルが高いです。こだわりが感じられます。

で、ココの仕組みがどうして目からウロコでこんなにバズったのか簡単に解説しよう。Twitterのリプ見てると分からない人も多い。

注文を訊く手間が一手間減る

お運びさんが1人の場合、

注文を訊きに行く → 料理を運ぶ → 場合によっては蕎麦湯でも呼ばれる → 蕎麦湯を運ぶ → 片付け

と、5手間位かかる場合があるわけです。
これを各席にスマホ(ASUSだった)を置くことで、これで注文やお茶欲しいとか、蕎麦湯おかわりとかの手間が省けるわけ。具体的には最低で運ぶと片付けの2手間または蕎麦湯運ぶの3手間くらいになるわけです。

各テーブルにあるスマホからオーダーさせるのがミソで、これをLINE@で友達になってとか、客のスマホからやらせたらイタズラし放題だし、だいたいどの席からのオーダーかもわからない。スマホごとのLINEのアカウントは席に紐付いているのです。
たぶん格安SIMを1ヶ月だけ購入してLINEのアカウントを取得して、あとはWi-Fiで運用している物と考えられる。賢い。
たぶんこういうの

と思ったら中の方から

なるほど!!!さらに、勝手にいろんなアプリを入れられたりしても困るよね。

やるな!!!

分かってなさげな人が「回転寿司みたいなタッチパネルのタブレットにすれば良い」とリプしてくるのだが、あれを導入するのにいくらかかってるか知ってる?データベース作らないといけないんですよ。POSとも連動させるんですよ。40席の店ではなかなかペイしませんって。どのサービス見ても「お見積もり」になってるから数百万くらいの初期投資はいるでしょ。

でも、これならその日からできる!!!

そしてなにより。、タッチパネルの注文は画一的なメニューだからいいわけで

「薬味要りません」
「つゆのおかわり下さい」
「葱多めで」
「焼き鳥は良く焼いて」・・・・ここは焼き物もやってます

みたいないわゆる蕎麦屋チックな注文には対応しづらい。この店は蕎麦湯も「普通」と「ゆず入り」を用意してるくらいの細かさである。手軽に導入でき、注文のミスもない。そして

オーダー順に上から並ぶ

わけで、厨房は非常に低額なコストで導入できるわけですね。注文した、してないというミスも減ります。
必要なのはSIMロックフリーかdocomoの中古のスマホだけ。しかもLINEが使えればいいだけなのでスペックも関係ない。ww
「暖房入れて」みたいなのも対応できます。ww

もちろん、爺さん、婆さんはこんな説明見ても普通に店員さん呼ぶから関係ないが、昨日のTwitter見てすでに数名が行ってるのでこれからは「アイデア蕎麦屋」として栄えるのではないか。

アイデア賞贈呈!!!

お勘定しようとしたらクレカはもちろん、電子マネーも各種使える。ww すげー ここ、田舎のお蕎麦屋さんです。

人手不足だガーとかいってグチばかり言ったり、海外研修生をこき使ったりするのと比べるとずいぶんと賢いとわたしは断言します。

金がないなら頭を使え

ですぞ!!

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