本を書くこととその意味について

2020年2月3日

1月末で、若干欠員が出ましたので募集しています。

21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」

2月のイベントでは、わたしの電子書籍を出版しているプチレトルの大倉さんが入塾して来たのをいいことに、「自分の書きたい本をプレゼンして合格すると出版してもらえる大会」を開催することにしました。電子版だけではなくて紙のも出します(オンデマンドじゃないヤツ)。当選者はひとりとは限りません。自費出版ではないので(落選してもKindleで自費出版はできますけど)、出版に際しての費用はかかりませんよ。

私が帯で推薦文書きますし、もちろん告知もブーストもします。いままでブーストした書籍は高い確率でKindleの総合上位にはいりました。紙の書籍も含めて総合1位になったのはこれだけですが・・・

このときの話がこれ。杉本さん、いまは深キョンと付き合ってていいなあ〜

起業して成功したいなら、失敗を恐れないためにこの本を読もう


で、わたしはいままで何冊本を書いたかというと、数えてみたら

紙の本 4冊
部数的にいうと一番売れたのが意外なコレ。マガジンハウス歴代第2位のはず。Amazonで中古で1円 www

はじめて書いた紙の本がコレ

たしかこれも1万5000部くらいは売れたはず。

そしてここ10年くらいは電子書籍専門で4冊。うち二冊はKindleの総合1位になりました。他の2冊は総合2位。でした。ここ数年は面倒なので書いてませんが、今年は1冊+a出す予定です。

確定しているのは、

の大阪国際がんセンターがん対策センター疫学統計部の田淵先生と、喫煙系の法律の専門家の藤原唯人弁護士との共著で、いかに受動喫煙に会わないように社会を変えていくかという本が4月に出る予定です。いま鋭意やってます。

4月から改正健康増進法が施行され、小規模飲食店は禁煙にするか、未成年の客を断って未成年の従業員を雇わないかの二択になるわけです。そして分かりやすく「禁煙」「喫煙」を入り口に明記する義務が発生する。違反すると50万の罰金なわけですが、「うちは関係なく客が吸いたいなら吸わせる」とうそぶく遵法意識のまるでない飲食店もあるという。そもそも法律守る気ないんだからどんな材料使ってるかも怪しいし、脱税もしてるだろう。反社会的な店ともいえるわけで、こうしたところをどうやって法的に潰すかということまで踏み込みます。

アルファというのは「永江 虎の穴」の自費塾生でもある音喜多参議院議員からすでにこの定例会に出されている、わたしと音喜多君の政策対談本。これは審査に通らないと出かどうか分かりません。ww 審査するのは私だけども。

本を出すということ

実は世の中には「わたしも本を出しました」という人は大勢いるが、その多くはいまや自費出版です。こんなに本が売れないわけだから、日経だろうがダイヤモンドだろうが東洋経済だろうが幻冬舎だろうが、出版社側のリスクで本を出すためにはよほど売れた実績がある人か、有名人でないと難しい。だから大手出版社も自費出版を盛んにやっています。かかる費用は有名出版社だと1000万位です。200万位の弱小出版社だと部数が非常に少ないので店頭に並びません。

最初に言っておくが、自費出版が悪いわけではない

しかし、情報商材屋さんやインチキセミナー屋さんが「本を出しました」というのは出版社を見るとだいたい同じ傾向のところで「ああ、自費出版だな」ということがわかります。「獲物に配布するために2000部買い取ります」ということで出してもらっている可能性もあるね。しかし頭の悪い情弱の人には自費出版なのか、出版社の依頼で出版したのかがわかりませんので、「凄いな、本を出しているんだ」ということになります。金さえ出せば自費出版は誰でもできます(あまり酷いと有名出版社は断ることもある)。

Kindleは個人でも自費出版が低コストでできるわけで、それを悪用してくっだらない電子書籍を死ぬほどだしてアンリミテッド(読み放題)にして、アンリミテッドのアカウントをたくさん作ってされで読みまくった振りをして自作自演で金を稼ぐ輩がたくさんいるって。アンリミテッドは定額で、著者には読んだページ数に応じて印税がはいるから、複数の読者アカウントで読んだふりして金だけもらうわけです。これ、詐欺でしょ。

それはさておき、フォロワー数が膨大なインフルエンサーならともかく、知名度がない一般人が出版しても誰も買わない。ソーシャルやってませんの人がどうやって周知させるというのか。そういう意味でほとんどの人が自己満足でやっている感じがします。でも本当にそれでいいのか。

売れる本のポイント

しかし、いくらソーシャル頑張ったって、書いた本がくだらなければ売れません。Amazonの評価欄はメタメタになります。しかしだいたいのところ、ソーシャルで「フォロワー数 − フォロー数」が多い人は分かっているので外さないのです。なぜかっていうと、本もブログもソーシャル運用も、結局は同じ事だからです。

人(フォロワー、ファン)が読みたいものを提供する

ということなのです。これに尽きる。

売れてる小説家は読者をいかに楽しませるかを念頭に書くし、Instagramのインフルエンサーはフォロワーが見たいと思うであろう写真を投稿する。Twitterでフォロワー数の多い人のツイートは新しい知識や考え方を与えてくれたり、楽しませてくれたりする。さりげなく見えてもけっこう無意識に計算していたりするわけですよ。

これをひと言で言うと「顧客視点」です。「お客さんや読者やフォロワーが見たい物は何か」を考えられる想像力といってもよい。本もまるで同じで

自分が書きたいことを書くのではなく、人が読みたい物を書く

ということが売れる本の条件。ごく稀に「自分が書きたいこと = 人が読みたいもの」のケースもありますが、たんにマグレだと一冊は書けても次が書けません。

いまやプロモーションも大事

ホリエモンや田端君のツイートを見ると、せっせと自分の本の感想をリツイートしている。誉めているのだけだとわざとらしいので、ややけなしているのもツイートしてる。ボロクソにいってるやつはきっとスルーしてる。ww

昔は新聞の下段に小さい広告を入れたりしたものだが、いまやそんなことしてもほとんど売れないだろう。それよりソーシャルでせっせと拡散した方が良い。そのためにも日頃からソーシャルをやっておく必要はあるわけで、フォロワー数数百人じゃ砂漠の中で愛を叫ぶみたいなものだ・・・。

よくやる手は、自分の本と親和性の高いインフルエンサーに献本すること。仮に読んで貰えて面白かったらツイートくらいはしてくれるかもしれない。わたしにもよく依頼をいただくが、基本的に紙の本は受け付けてないので電子書籍専門です。たまに占いとか自己啓発みたいな自分が一番遠いのを献本したいと言われるが、はっきりとお断りしています。親和性の高い人にするんだ、わかったな。

そんな訳で「虎の穴」は若干名の欠員募集をしていますが、オフラインでもオンラインできます。ただし2/12までに企画書または動画をご用意していただいて予選に参加して頂く必要があります。面白いのを待ってます。

最近のわたしのオキニを昼ご飯に食べることにします。タンパク質1.5倍!カロリー・糖質50%OFF!脂質88%OFF!食物繊維5倍!でけっこう美味しいんだ。これ。久々のヒット!! 餃子1個あたり(20g)21cal!

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