サーバ侵入でわかった、環境庁の誰も見てないサービスサイト

2013年3月18日

昨日、こんなニュースがありました。

環境省が運営のホームページが改ざん

大半の人は、またチャイナアタックか・・・ホントにこういう中国人なんて絶滅すればいいのに、おまえら台湾の人の爪のアカでももらって飲めと思ったでしょう。が、重箱の隅をつつきまくるのが趣味の私はとりあえずサイトを見てみました。

http://mieeeru.go.jp/

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で、重箱つつかなくても即座に頭に来ることが・・・改ざんされてから停止までは、13日間だったということですが・・NHKの報道によりますと・・その間のアクセス数はたったの884人。

1日平均たったの68人!!

個人のたまに更新するブログレベル・・・・。ハッカーくたびれもうけ。現在のサイトも、3/9のキャッシュのソースも見てみたが、アナリティックスコードがはいってない。ということは、サーバーの解析ツールであるwebalizerとかで見ている可能性がある。そうなると訪問者数は1.5〜2倍盛りになる。サーチエンジンのクローラーを含んでしまっているので、めちゃ多めに出ているわけ。実際には1日30〜40人という可能性が大。

いつから始まったのか、このサービス・・と思って調べると、平成23年3月25日とちょうど2年前からだ。哀しいリリースありました。

環境省では、日常生活CO2情報提供ツール『CO2みえ~るツール』を平成23年3月25日(金)から運用を開始いたします。
このツールは一般家庭を対象に、主に
[1]家計簿のように入力した家庭支出項目からCO2排出量を「見える化」する機能
[2]日々のくらしにおける省エネ省CO2行動によるCO2排出量の変化と節約金額を「見える化」する機能
[3]主要な所有機器の種類ごとにCO2排出量や電気代を算定し、最新機器に買い換えた場合のCO2排出量や電気代も「見える化」する機能

とまあ、誰も使ってなかった機能がてんこ盛りです。んで、だ。これにいくらかけたんだろう。おそらく数千万単位だと思う(誰か調べてください)。しかし誰も使ってないので業者に費用をかけて再開するくらいならこのまま廃止するべきでしょ。

一般に官庁のいろいろなサービスのサイトは、作ることだけが目的で、まったく運用をしていないものが多数ある。こういうサービスは税金の無駄でしかない。砂漠のど真ん中の立て看板である。今回図らずも訪問者数が外部にばれたわけで、アタッカー様、ありがとうである。このチャンスに会計検査院は各官庁の管理するアクセス数データを提示させ、誰も見てないサイトは即刻閉鎖させるべきであると、高らかに宣言します。見てもらう努力の予定も無いまま、作るだけでいいでしょう的な仕事はやめさせてください。お願いします。

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