Facebookで就活マニュアル・・・その1「初級編」

2011年7月29日

マイナス100度くらいの大氷河期の就職戦線。Facebookで就活する学生を企業は高く評価するなんて一部でささやかれているので、今年の就活生はそれ読んで必死にFacebookを使ってなんとかしようと考えている人も多いと思う。

実はわたし、大学でてリクルートに入り、8年在籍してました。そのあとも自分の会社を経営していて面接したりけっこうやったので、そこそこ企業が求める人材とか、採用基準は普通の人よりわかると思います。で、Facebookも普通の人よりはわかるので、がっちゃんこでマニュアル化したいと思いました。まあそうはいっても実際にはFacebook使っての就職活動はやっと登録者数が増え始めた今年からでしょうから、まだ本当にこれで成功した人はほとんどいないはずなんですけどね。
もっとも新卒ばかりでなく、中途でもかなり使えると思います。いっそのこと情報商材にして売ってやろうかくらいの勢いで書きます。売らないけど。

【兵器の使い方を知らずして戦争には行けない】

就職戦線というものがあるとすると、Facebookは一種の飛び道具である。バイオハザードで言うと、普通の学生が拳銃のベレッタくらいの時に、使い方によってはスーパーガンくらいの効果が望める。しかし撃ち方を知らなかったり、はたまた間違って逆に自分を撃っちゃうこともあるでしょう。というかほとんどの人は経験値が無いままスーパーガンを撃とうとして、衝撃に耐えられず後ろにひっくり返って頭をぶつけて即死すると思う。Facebookも同じだ。
余談だが、大学の2年生の時、必修の英語を落としそうだったので (落としたら留年確定)、教授に往復はがきで
「申し訳ありませんがアンケートにお答えください。1 単位は取れている 2 単位は取れていないがレポートや追試を受けさせてやってもいい 3 落としているのであきらめなさい」というのを出した。お笑いでは無くて一か八かの勝負である。そしたら1が来て、まあ成績は「可」ではあったが進級できたのである。
これには後日談があり、やはり点数的には足りなかったらしいのだが、教授がユーモアがわかる人で 「おもろいやつだ」と単位をくれたらしい。で、それが話題になり、翌年の学生が数名同じことをやり、全員落第させられた。つまり飛び道具は一回しか使えないという教訓である。Facebookを使っての就活もコレに似ていると思う。

【その1】就活のためにFacebookを始めても見破られる

これ、もっとも大事なことです。企業にとって欲しい学生像は、「ITリテラシーが高く情報収集力が高いこと」です。だからFacebook経由でアプローチしてくる学生(中途も)を評価する。ということは、普段から使い慣れているという印象を持ってもらわないと、その時点で失敗なのだ。
しかし最近の大学生はパソコンがなくて携帯のみ。せいぜいスマホ程度の輩が多いのだが(就活のためにiPhone買ったという記事がよく出てた)、Facebookは基本的にモバイルだけではほとんどなにもできないので、パソコンくらい先に買え、といっておこう。もちろんWi-Fi環境も必要だ。たくさんブラウジングするので安物のネットブックは止めておきましょう。時間かかりすぎます。
「学校の就活室にあるパソコン使う」だって? バカ言っちゃいけませんよ。企業側が求める人材は「ITリテラシーが高く情報収集力が高いこと」なのです。家にネット環境とパソコンがないのにリテラシーが高いわけないでしょ。Facebookのウォールの書き込み時間が昼間だけだったりしたら、家にパソコンが無いのがバレバレです。メールくらいだったらスマホでごまかせるが、Facebookはパソコン中心でモバイルは機能がかなり削られているのだ。合コンやクラブに行く金があったらまずはパソコンとWiFi環境は必須です。

そして次に、就活のために慌てて始めました的な要素は絶対に見せてはならない。ということは、友人は少なくとも三桁は必要になる。この友人だってギャルギャルしたのがずらりと並んでいたら、その時点で「こいつはナンパ目的でFacebookやってるな」と見破られる。リテラシーの高さより、スケベ根性丸見えの逆噴射だ。はっきりいいましょう。就活に使用するなら友達にギャルは不要だ。もしたくさんいたらこっそり切っておくべし。

一番理想的なのは、大学の友人に加え、自分の興味ある分野の知人がいること。そしてそのウォールなどで積極的なやりとりがあることだ。もちろん普通にやっていたのではそうした友人はできるわけがない。次回の中級編ではここらあたりから解説したいと思います。乞うご期待。
 

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