楽天がこれからヤバイ!! もうひとつの理由をKeynote MITEで証明してみましたよ

2013年12月27日

書きたくて書きたくて堪らなかったエントリーですが、またdisっていると言われるのもアレですので、今年最後の出勤日、しかも忘年会の真ん前でアクセスが無さそうな時間帯にリリースです。

PCからのアクセスが最近非常に減ってきているのはみなさんおわかりかと思います。実際のデータをニールセンが発表してました。ニールセンはサンプルユーザーのパソコンからのアクセスを計測している調査会社なので、より正確なわけ。

サイト側からのアクセス推移で「PC比率が下がった」という場合、いろいろな要因があります。自分のブログで言うと「半沢直樹事件」で1日10万人来た時にはモバイル率が60%になりました。auとdocomoの検索エンジンから来た人が多かったのが一因ですが、Twitterで猛烈に回るときはスマホ比率が高くなります。いつもは30〜40%だからこの月は急にモバイル比率が上がったことになる。こうした外部的要因があるので、傾向値としか言えないわけですね。

でだ。ニールセンのデータをお借りすると恐ろしいことになってた。

20131225_01

日本のPCからのアクセスランキング10位のサービスすべてで、PCからのアクセスが減ってる。逆に言えば「減ってないところはPC以外では使いにくいところ」と言っても良い。YouTubeは大画面のほうが見やすいし、モバイルネットワークだと画面が粗くなるからわかる。Amazonも多数の商品から選択するなら画面が大きい方がいいからPCから買うというのと、もともとリテラシー高めでマルチデバイスのユーザーが多いと勝手に判断しているので、別にこれはこれでいいのかなと思いました。

注意すべきは「楽天」。気づいている人は気づいていると思うが、楽天自身が2013年末までにはスマホからのアクセスが50パーセントを超えると発表しているのに、スマホ表示が遅くてイライラする。よく「amazonでは、表示速度が0.1秒遅くなると売上が1%ダウンする」と言われているのだが、WiFiで見ても楽天のスマホでのブラウザの表示速度はめちゃくちゃ遅い。

iPhoneで今見ているサイトの表示速度を計測するアプリがあったらいいなと思って調べたけど・・・無い!!
自分のサイトだけ調べるならアナリティックスでなんとかなるけどいろんなサイトを調べるアプリが無い。作ったら業界関係者がこぞって買うので500円くらいで販売してください。ストップウォッチ片手に計ってもキャッシュがあるから正確に測れない可能性大。(自分のiPhoneで試して「遅くない」という方がいるのですが、WiFiをオフにしてSafariのキャッシュをクリアしてからでないと意味が無いと言うことを付け加えておきます)

しかたない。面倒くさいけどKeynoteのMITE (Mobile Internet Testing Environment)っていうのを使いました。これ、WindowsしかダメなのでわざわざMacにBootCampでインストールしてやりました。ここまでやるか!!!

詳しい使い方はここに出てます。
Web制作してる人とか必須だと思うけどブログとか探してもなかなか使ってる人がいない。みんないますぐインストールしよう!!!

今回のテストは東京からのアクセスに設定で、使用しているデバイスはiPhone5、OS6.1.3。iPhone5SとかiOS7版はまだデータベースに情報が無かったのでとりあえずこれで。PCが接続している回線は自宅のJcomのWiFi。iPad miniで計測するとダウンロード20.01Mbpsで意外と速くないじゃん。LTEの実測より遅いくらいでショック・・。

実際に計測した各ショッピングサイトの表示速度に驚く

まずはAmazon。日本のamazon.co.jpです
amazon
トップページで9.155秒。かなり速くて最適化されてます。

Kindleのペーパーホワイトのページも9.2秒
kindle

続いてeBay。日本からのアクセスなのでアメリカからならもっと速いはず
9.4秒

Facebookのトップページ・・ログインページです
6.3秒

こうしたスマホ先進国のアメリカと比較して、日本のサイトはどれも遅めです。

yahuac_edited-1
Yahoo!オークション
18秒

ヨドバシ
17秒

セブンネットショッピング
20秒

ゾゾタウン
なんと10秒!!
※遅い遅いと言われていたが、いつのまにかかなりチューニングされてました!!!これは立派

ちなみに1年前の計測の記事みっけ
遅すぎる日本のスマホサイトの原因を探る ASCII.jp
このときは24秒。頑張ったんだね。ちなみにこの記事はどうして日本のスマホサイトが遅いのか非常に詳細に検証しているのでオススメです。

ジャパネットタカタ
35秒

で・・・肝心の楽天トップページです
50秒かかっても全部読み込めない・・・・突出して遅い。「amazonでは、表示速度が0.1秒遅くなると売上が1%ダウンする」が本当なら500%くらいダウンしてるわ www
なにかスクリプトが動いているのか、CSSの量が半端ないのかがわからないけど、永遠に読み込んでいます。放っておくと3分超えても延々と読み込む。
おおよその部分が読み込まれるのにかかる時間、平均して60秒くらい!!

rakutenshop

トップからリンクされてた楽天で1位のこのショップで52秒!!!
楽天の各商品ページはいろいろ試してみたがどのページもほぼ表示されるのに1分はかかる。
※実際にやったら速いという方がいるんだけど、すべて読み込んだと見えても下をスクロールして見てください。上だけ見たらすべて読み込んだように見えてるけど実際は下の方でグルグルとコンテンツの画像を読み込み続けていることがわかるはずです。あと、わたしの家のWiFiはLTEより遅いんで、モバイル環境にてやってくださいな。だいたいWiFi下ならわざわざモバイルからではなくてPCから買うでしょう的な・・・。いろいろな人と試してみましたが、だいたいLTEでiPhone5で15〜20秒くらいらしいのと接続タイミングによってかなり読み込みスピードが変わるのが謎。試しにiPhone4と3G回線でやったらいったいいつ買い物できるのよ的なスピードです。

そもそも楽天のオリジナルのデザイン(あれが仮にデザインというものであれば・・)は、多数のバナーが表示される。各商品のページは各店舗に任されているため、どこもでかい画像をふんだんに使って文字数も多数入れ、これでもかこれでもかというゴタゴタぶりです。これを簡素化しろと言っても全部で何百万ページあるのかもわからない。「スマホの時代だからみなさんページを軽く作り替えましょう」と指導したところでどこも言うことを聞かないでしょう。必死に「速いアプリを使いましょう」とアピールしているが、めちゃくちゃコアなファンならともかく、ブラウザから検索して着いた楽天のページが激遅だったら次からは楽天は見ない。その点ゾゾタウンなんかは自前だからいくらでも高速化できたわけです。つまりそもそも楽天のモールビジネスはスマホ時代には向いていないという視点さえある。全てのショップが軽量化しないと見た人は「楽天って遅い」と思ってしまうわけだから・・・・。

DeNAが、グリーが、mixiが、スマホ対策の遅れでヤバイことになったように、このままでは楽天はスマホ時代にマジでヤバイ。全体のCMSを軽量化してスマホに向けたものにして、加盟店にも各ページをスマホ向けに作り替えてる作業を特急でやらないと、2014年は激汗と思う次第です。

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