情報スライドは見やすさだけでなくターゲットを考えるともっとよい

2018年6月28日

面白いnoteの記事を発見

【パワポ時代の情報整理術】つめこみすぎなスライドがこれでスッキリ!

書かれたのはデザイナーさんというアカウントの方で、「企業のプレゼン資料をきれいに、わかりやすくする仕事をしています。 マイクロソフト オフィス スペシャリスト(PowerPoint)取得済」ということなのでパワポを綺麗につくるスペシャリストさん。
最初に断っておくが、別にこの方をdisるわけじゃない。それどころか、非常に綺麗に資料を作るので自分のプレゼンの資料をお願いしたいくらいだ。が、Twitterとかで単純に「見やすい」と賞賛する人が多いので、もっとこうしたらよくなるよということにしただけです。

鷹野君も・・・

これがもとの。

たしかにごちゃごちゃです。これを「デザイナー」さんはクールに仕上げました。掲載許諾取ろうと思って探した連絡手段がないのでそのまま掲載させていただきます。ダメだったら言ってください。


見やすいしすっきりとしてシャープです。理想的な企画書。

が、自分はもっと良くなると思うんですよ。というのはまず、元の資料はなんの資料かというと厚労省が一般向けに開放しているやつ。上位階層が存在しないのでどこからリンクされているか分からない。
厚労省にはこういう「誰がなんのために作ったか訳の分からないpdf」がたくさんあって、ググると出てくるので自分はけっこう利用しています。

自分がこの資料を作り直すなら

というか自分じゃ作り直さないから、www
誰かに依頼するとするなら、最初に考えるのは

誰に向けての資料なのか

を明確にします。これはWeb設計も同じです。
仮にリテラシーの高めの研究者や企業関係者に読ませる資料であれば、「デザイナー」さんの制作したものがベストです。見やすいし分かりやすい。Twitter見てもそういう方達が賞賛しています。


しかし、ちょっと待って。これって誰のための資料なのかな・・・・

この資料をよーく読み込むと、どうやら趣旨は

「それぞれの家庭で介護してください」

というものに私には見えます。「いやっちょっと待って、家で介護とか無理ですよ」と言われないために、いろいろと「こんなケアもあります」「あんなケアもあります」と入れられるだけ入れて説得しているわけです。おそらくこれは一般の人に向けてパンフレット作ったりするたたき台なんじゃないか。そうすると読ませる対象は親が要介護の世代だから50〜60代のひとたちではないだろうか。または政治家・・・ww 大半の政治家はシンプルでクールなのだと寝てしまいそうや。w

同じように感じた人たちがいないかエゴサーチしたら


いましたよ!同じような感想の方たち。

たしかに「デザイナー」さんが作り直したものは、クールで見やすい。が、趣旨である「手厚くいろいろなケアがあるから自宅で介護してね」という趣旨が50〜60代に伝わるかというと、それはちょっと難しいのではないかと思いました。
noteでは

・色を使いすぎている・・・
・線を使いすぎている・・・
・デザインの規則性がなさすぎる・・・
・全てが主張しすぎている・・・

と指摘されていますが、これは企業のプレゼンではそのとおりですが、中高齢者に向けて同じなのかというとそこはちょっと違う。

もちろん厚労省のこのパワポが学会や研究者向けなら「デザイナー」さんの想定の対象ならいいのですが、仮にわたしの推測が当たっているとすると、確かにオリジナルはごちゃごちゃして見にくいので

・興味のない人も分かりやすいように色を適度に使う
・アレもこれも詰め込むよりアピールしたいものをアピールする
・親しみやすくとっつきやすいデザイン
・意図がきちんと伝わって納得してもらえる

というほうが重要になります。イラスト使ったり漫画のほうがいいかもしれない。
もっともこういうコンセプトワークはデザイナーの仕事ではなく、プロデューサーやディレクターの仕事です。
「デザイナー」さんはこの前提で再度トライして頂きたいと思います。ぜったい見ますからね。

以前紹介したんですが、これは広告とかマーケティングとか商品企画やる人は絶対読まないとダメ。どうすれば社内を通せるのか一発でわかるものが通しやすいってことも理解できます。

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