気軽な「いいね」で恥をかく。Facebookに張り巡らされ始めた罠について

2013年1月13日

2ヶ月ほど前であるが・・・とある情報商材・自己啓発系出版社に「いいね」した人がウォールを埋め尽くす事態があった。いかにFacebookが利益が出ないからってこんな広告手法は無いだろう的なウザさで、とにかく上から下まで複数の友人がこの出版社を推薦しているように見える。

さすがに「ウザイ」という声が高くなり、ウォールにもみんながそれを書き始めたので、「いいね」を押してファンになっていた方々は慌てて「いいね」を取り消しに走った。となると、ここの出版社は新手のコスイ手を編み出したのである。なにかっていうと、

いかにもいいねを押しそうな格言の写真をアップする

という暗黒の手法であります。でもってこの方法の場合、コメントはほとんど書かない。書いたら投稿者がばれるから。書くとするとばれないような内容を少し書く。そうすると・・・

釣れるわ、釣れるわ、格言好きのオッサンたち!

格言の写真見ただけで脊髄反射的に何百人も「いいね」を押すからそれを広告に利用されて、ウォールが埋まる。どんだけ広告費使ってるのかと思うが、情報商材って原価がタダみたいなもんだから、馬鹿を1人ゲットすればラクラク回収できるんだろう。

toukou

なんでこんなことが可能になったかというと、Facebook広告にはいまや、「投稿を宣伝する」という選択肢があるのだ。これだとどこの誰が投稿したのかぱっと見で確認しない方々が入れ食いなのである。
自分のウォールが格言で埋まるのは、格言好きでないフツーの人間から見ると殺人的に鬱陶しいので、みんなが「利用されるな」とウォールに書いた。自分なんて「ここの会社の投稿にいいねしたら友人切る」と宣言して実際に3人切りました(笑)。釣られた本人のウォールには自分がいいねした広告が出ないから、分からない。

利用されてると友人に指摘されて業者のFacebookページを見に行っても、Facebookページ自体にいいねをしているわけではないので取り消しできない。写真投稿を何百枚もされているといちいちその中から自分が「いいね」をした写真を探して取り消さないとならない。その間にもさらに自分が広告に利用されて友人に呆れられるという循環が続くわけです。あー、書いてるだけでも鬱陶しい。

で、この被害は、実質的に声かけ運動で終息に向かってきた。もちろんFacebookというのは属性でグルーブが別れているので、格言好きなグループのみなさんのウォールはいまだに格言で埋まっていると思われますが・・・

しかし、ここに至って、他業種でもこの手法を真似るところが出てきた。要するに一般的な広告ではファンを獲得できない分野の企業が、この手を使って釣りまくるわけです。ケンテイアプリでファンを何万人獲得したと自慢して講演するエセコンサルみたいなもんだ。

noda

 

こちら、興信所の写真投稿に「いいね」を押してしまい晒し者になったN氏のケース。全く業務内容に関係無い、好感度の高い写真を投稿して「気軽にいいねを押してしまう脊髄の敏感なオッサン」を釣りまくる。その上でそれを広告に使いまくる。

可哀想にN氏は、「興信所の広告に顔出しされてる変なオッサン」としての地位を不動にしてしまったのです。妻の浮気に悩んでるのかなぁと思われても仕方ない。

こうした、釣り被害に遭わないためには、Facebookの投稿に「いいね」を押す場合、以下の鉄則を忘れてはならないのです。ひと言で言うと

いいねする前に、投稿者が誰か絶対に確認!!

という、簡単なことです。それをしないとあとで勝手に広告に使われても文句を言えないのがFacebookの規定。しかし人の顔写真を本人の許諾無く企業が勝手に使っていいわけがない。明確な「肖像権の侵害」になるはずだ。法律に抵触していると思うんだが、これってどうなんだろう。可愛い犬の写真にでもイイネしてしまい、偽物ブランドの中国人に使われたら目も当てられない。

ヴィトンにグッチ、モンクレールにアグー、エルメスにプラダ、止めても止めても、通告しても通告しても出てくる偽物ブランドのFacebook広告。「保証付き本物ヴィトン」って出てきた広告の店、画像検索したら、こちらでございました。死んでほしい。

nise

自分自身でコピーって白状してますけどもなにか

メインバンクは三井住友銀行 緑が丘支店だそうです・・・m(_ _)m

自分にとってのFacebookの一番嫌な部分が、この「詐欺広告の氾濫」です。おそらくFacebookに入社するようなエンジニアは、ザッカーバーグに心酔し、新しい機能を開発することには熱心でも、正しい金儲けをするための開発には興味が無いんだろう。個人的な想像でいうと、Facebookでは「お金儲けをするセクション」は亜流であり、馬鹿にされている、やりたくない部門なのではないかと思う。

でなければここまでめちゃくちゃな管理体制はありえないでしょう。Facebookが今後衰退するとする要素として、これがポイントとなるという予測は十分なり立つと思います。自分自身がFacebookの一番嫌な点は、実際がここなのでした。つまり「Facebook上で、情弱の方が搾取される様子がばんばん見える」という点なのです。

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