インドネシアで考えた、キリスト教世界の上目線+無理解、そして日本は?

2010年9月10日

全然ITとかに関係ない日記です。

10年前、1999年に地球が破滅するというノストラダムスの予言はなんでもなかったわけですが、1900年代にフランスでベストセラーになったノストラダムスの解釈本は、「ノストラダムスのいう世界の終わりはキリスト教世界の価値基準が崩壊し、新たな脅威が世界に生まれる」というもの。中世フランス語の権威が書いたものだけに、かなり支持されたそうな。その解釈本では、西洋の価値基準が崩壊し、新たにアジアの価値基準がとってかわるというもので、韓国もしくは日本がそうだと書いてある。
が、いまになって考えると、それは中国に間違いないでしょ、というのが誰でも考えるところだ。そう見るとノストラダムスの予言は当たっていたわけです。欧米にとって、中国=恐怖の大王 ということですか。

それはさておき、世界最大のイスラム国家は、イランでもイラクでもなくてインドネシアなんである。バリはヒンドゥのイメージが強いが、実はいまや過半数はムスリム(イスラム教徒)。今回の旅行ではちょうどラマダーン(断食)の最後の10日だった。ラマダーンにあたったのは何回めかだが、1ヶ月間昼間は断食して貧乏な人の気持ちになってみるという究極の優しさはほかの宗教にはない。

でだ。フロリダの田舎牧師が「コーランを集めて焼く」というバカ騒ぎを起こし、世界中から大クレーム。「イスラム教は悪魔の宗教」「コーランは読んだこともない」という激バカぶりだ。というか無教養ぶり。

コーランに書いてある預言者は、イエス・キリストノア(ヌーフ)、アブラハム(イブラーヒーム)、モーセ(ムーサー)、ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフを「五大預言者」として位置づけている。イスラームを説いたムハンマドが最高最後の預言者ということになっているが、イスラム教徒はキリスト教をけっこう知ってます。だって新約聖書のキリストも、旧約聖書のモーセもイスラム教徒から見たら預言者なんですから。つまりは同じエルサレムという聖地をもっていて根っこは同じものなんである。フロリダのバカ牧師がいう「イスラム教は悪魔の宗教」という説が正しければ、自分たちの信じるキリストも悪魔の一部です。

アメリカでもっとも人種差別意識が強いのは、「プア・ホワイト」つまり、南部の貧乏で無学な白人と言われる。自分たちの下にさらに下がいると意識することで自分の不満を満たそうとする。日本でも江戸時代に農民の不満をそらすために非人という階層を作ったのと同じである。
最近気になるのが、日本でも某掲示板はてはmixiの日記でも、中国や韓国の人たちを蔑視して、それで満足を得ようとする情けないのが多いこと。自らが「プア・ジャパニーズ」と言ってるようなもので、非常に情けない。サンシャイン牧場のコミュで堂々とトピックに「だからシナ人は」と書ける教養の無さ!
たしかに中国人観光客などのマナーや毒菜、毒入り食品のニュースもあるが、日本だって戦後はメチルアルコール入りの酒でたくさんの人が死んだり失明したりしたし、バブルのときは大挙してヨーロッパに押しかけた観光客に辟易して、ヴィトンやグッチは日本人観光客はお断りだったんである。他人のことを言えるほどえらいのか、といいたい。

プアジャパニーズは永遠にプアジャパニーズ。韓国にいってみたら分かる。テレビや携帯はおろか、すでにサービスの質も日本を凌駕している。仁川空港のフードコートでは英語も日本語もぺらぺら。スタッフの動きはきびきびと早く、衛生的です。なにより国に対する誇りの持ち方が違う。蔑視している間にとっくに追い抜かされている感さえある。中国については・・・すいません。いったことないのでわかりません。

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