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ミドルエイジ向けのサングラスが欲しかった
わたくし、商品開発もけっこうな数をやっていまして、大ヒットしたサーフボードもコンセプトワークもやったことがあります。世界中でインスパイアそれたり果てはコピーされました。
クライアントのひとつにずっと昔からやっている世界で今いちばんイケてるアメリカのサーフボードメーカーである「LOST」の日本総代理店をしていて蒲田にラヴサーフというパイロット店もやっている西井浩治プロがいらっしゃいます。たぶん日本で一番有名なショップといっても過言では無い。
で、西井さんとはいままでいろいろなサーフィン関係の開発をしてきたのですが、ずっと「ミドルエイジ向けのハイエンドなサングラスを創りましょう」って言ってきた。我々は夏は海に、冬は山に毎週行くのだが、サングラスは必須です。目から紫外線がはいるといくら日焼け止めを塗っても体が紫外線を避けるためにシミやそばかすを創るのである。数年に１回レーザーで取ってはいる。w
冬も運転していて雪目になる。千歳からニセコまで天気の良い２月にドライブしたらサングラスを忘れて雪目で目が見えなくなってしまって慌ててキロロで高いサングラスを買ったくらいだ。
ずっとこんな不満がありました。
●ブランドものでもサングラスのレンズは見え方がシャープでは無くて疲れる
●横乗り系メーカーのサングラスはデザインがおっさんにはちょっとキツい
なので
●眼鏡市場やメガネドラッグでハイエンドのサングラスをオーダーで作っていた
若者はZoffだろうがおっさんはもうちょっとたかいここに行く。度までいれると５万くらいかな・・・・
●しかし眼鏡市場やメガネドラッグの客層は中高年なのでデザインが・・・・
つまり、サーフィンとかスノーボードをしているちょいかっこつけシーのおっさんがしてもよい、しかしレンズやフレームは安っぽくなくてハイエンドな日本製のサングラスを創りたいということなのであった。
作るタイミングは今でしょ!! になったのは昨年からの円安です。
世界各国が開国し、韓国までも全ての規制を取り払ってた2022年の３月から円が凄い勢いで安くなった。あたりまえだ。世界各国はコロナ禍あとの凄い好景気でインフレになったのに日本はこの後１年も鎖国したからだ。
しかしいままでは海外ブランドの有名サングラスと同価格帯で競合しないといけなかったのが、いまやめちゃくちゃに値上がりし始めた。
西井さん!! 作るのは今です!!
作ってくれるところを探し回ったよ
西井さんは日米往復で忙しいので言い出しっぺの私が国内の業者さんを探しました。小ロットでハンドメイドで丁寧に作ってくれて、一番大事な「センスが良いところ」がポイントです。
世界の高級メガネの大半は福井県鯖江市で作られている。ルートが無いのでまずは市役所の商工業振興課に電話した。が、自治体から特定の業者さんは紹介できないというので次はわたしもメンバーである商工会議所。ここでも同じ事を言われたが、めげずにいろいろ探しているうちに、なかなかいいところに巡り会う。やっば、Webサイトって重要だわ。
「小ロットから始めたい」
「日本製でいきたい」
「クオリティ高いのがいい」
「おっさんでも恥ずかしくなくしかも横乗りのイメージ」
という内容を伝えると、なんと明日東京に行きます!! ということになった。営業大切。で、あとは西井さんに任せた。
プロサーファー西井浩治氏、何回も注文をつけてみんなでくたびれる w
西井さんのこだわりはハンパないので、けっこう大変でした。ブランド名は散々迷っていたので「オゾン」と私が出した名前が通りました。www
途中でインフルエンサーの村田嵐プロの父上の「おとん村田」氏も合流。おとんモデルを作ったのですが発売前にほぽ完売しました。インフルエンサースゲエ。
そんなわけで、わたしのも今手元に来たのですが、はっきりいってテスト版の時も思いましたが
レンズ、やば!!!
です。いわゆる吊しのサングラスとは次元が違うシャープさ。眼鏡市場なら５万円コースですよ。いま、西井プロの海外からのお客さんにもかけてもらったりしていますが誰もが仰天。これはマジで売れます。初期ロットはもうほぼ完売近いです。価格付けは安く付けすぎて失敗したので次のロットからはすこし上がるかもしれません。
