本日は真面目に。Facebook Japanに至急望むこと

2011年9月13日

先週からの四日間で、このブログの訪問数は106000人に達した。twitterでリツイートされるように面白いタイトルを考えて付けたのだが、効果はあったと見えて2000以上リツイートしてもらった。
訪問数の内訳で言うと、Facebookからの訪問数が34000。「いいね」「シェア」によって広まったものと思われ、Twitter経由とほぼ同数。Facebook日本のアクティブユーザー数をおよそ300万人と仮定すると、日本のFacebookユーザーの1%がこのブログを見てくれたことになる。で、その結果どうなったかというと、ブログで取り上げたウイルスIDの友人数は4964→4701と、4%程度しか減っていない。基本的にウイルスIDから友達申請があるのはおっさんがメインだから、それで考えると見た人は何らかの対応はしたようだ。

このブログを見たということで、知らない数人から友人申請をいただいた。「ブログ見ました」というメッセージが付いていたりするのだが、その方の友人にはずらずらとウイルスIDの偽美人が並んでいる・・・つまり、自分はひっかかってないと思い込んでいるのである。だいたい常識で考えて若い綺麗な子ががおっさんに友人申請するわけがない。数千人のおっさんの友人が欲しい美人がいたら相当なマニアである。フツーにFacebookやってる分にはおそらく一回も無いはずだ。ところが一人を承認するとあとからあとから続々とやってくる。

ここで再度書きますが、Facebook日本のウイルスIDはおそらく数千単位で存在すると考えられる。他人の写真を失敬しておっさんにちやほやされたいという昔のペンパルみたいな素人もいるだろう。宗教的なのも散見している。しかし多くは互いに連携が取れていて組織的だ。twitterで回り始めたその晩には別のIDが多数出現して友人申請をしまくっている。つまり「友人数が減ったら困る」なにか理由があるのだ。素人なら普通、自粛しますって。

一番最悪だと思われるケースが、昨日のブログにも書いたが「個人情報を抜きまくっている」場合だ。自分が「友人の友人」まで自分の情報やウォールを公開している場合、ひとりの友人がウイルスIDに引っかかれば、自分の情報がすべて筒抜けである。これは恐ろしい。実名、家族構成や勤務先、住所も含めてダダ漏れ。オレオレ詐欺集団だったら宝の山。自分の友人にこういうのがひとりぶら下がっていれば、本当の友人に多大な迷惑をかけることになる。仮にこのデータが元で友人のお母さんがオレオレ詐欺の被害にあったらどうなります? こうなったら笑い事では無い。実際の友人関係も壊れてしまう。

自分は電話番号書いてないから平気?
しかしあなたの名前がわかって、ウォールから年取ったお母さんと同居していることがわかれば、住んでいる地域の104で電話調べて固定電話に電話して、お母さんにあなたの名前と勤務先を告げることなんて簡単ですよ。

Facebook Japanは、おそらくこうしたことを想像もしていなかったと思う。もちろんmixiにもこういうのはあったが大半は悪質な出会い系業者だった。しかしmixiは匿名推奨。しかしFacebook実名以外は削除すると言ってるのである。

実名を義務にするのであれば、
セキュリティをもっと強化すべきだ

というのは、当たり前のことではないだろうか。
オレオレ詐欺というのは日本発の犯罪である。このノウハウを持ち帰ってブラジルや中国でも同様の犯罪が行われているようだが、日本人ほど子供に甘い国は無いということを象徴してもいる。アメリカみたいに広い国なら「お金を預かりに行きます」とニューヨークからカリフォルニアまで取りに行けば下手したら赤字。日本なら、そしてFacebookなら居住地域を絞り込んで犯行できてしまう。 こうした犯罪が多発しているわけだから、当然、対策を組むべきだと思うのだがどうでしょうか。

Facebookの場合技術レベルは非常に高いし、おそらく数々のアルゴリズムも搭載している。プログラムで作られたウイルスならすぐに察知もできるだろう。しかし今回のウイルスIDは非常にアナログで、人間がしこしこやっている。コンピュータウイルスでは無くて、蚤を撒いてペスト菌を広めているようなもの。技術力を過信していたところを上手く突かれたといっても良い。アフガニスタンで最新の装備のソ連軍がムジャヒディンにこてんぱんにやられたようなものだ。もっとも技術的にはアルゴリズムを搭載すれば一斉削除は可能だと思う。おっさんに友達申請出しまくる(出しまくった)IDを削除すればいいだけだから・・。

今回の場合、自分だけがウイルスIDと友人にならなければいいという訳では無い。というのは前述の通り、友人の友人にブラ下がっていれば、自分のウォールや書き込みはすべて見られてしまう。いますぐ自分の個人情報公開範囲は「友人のみ」とし、大量にウイルスIDをぶら下げている友人には忠告の上、とりあえず整理するまでは友人を切った方がいいと思う。将来にわたって放射能の影響が心配なら、将来にわたって自分の個人情報の漏洩にも気を遣った方がいい。

実はすでにGoogle Plusにも進出してきている。Google Plusも実名主義だから同様に汚染される可能性が高い。

判別に困ったら、まずはGoogleのイメージ検索を使ってみる。

http://www.google.com/imghp

プロフィール写真をダウンロードして検索すれば、本当の写真かどうかはすぐわかる。しかしこれはネットに写真が転がっている場合で、そうでないものもある。mixiで主流だった悪質出会い業者は大半が携帯で撮られた写メだったが、同様の集団も存在する。よって基本的には「知らない美人からの友人申請はすべて切る」というのが基本だと思います。

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